バンドリ It's MyGO!!!!!にハマった話
最近アニメを見てここ一ヶ月ほどバンドリ It's MyGO!!!!!(以下、mygo)というコンテンツに目茶苦茶ハマっていました。
このアニメを一言で語るなら、
ストレスとカタルシス、そしてそれを力強く支える音楽
に集約されます。
この文は布教用ですが核心に触れない(主観)程度のネタバレは有ります。
- 緊張感のあるシナリオ
- 膨れ上がっていく感情と爆発するカタルシス
- 燈の歌が最強すぎる
- よく動くライブシーン
緊張感のあるシナリオ
元々本家のバンドリが王道な内容だったこともあり外伝にあたるmygoではドロドロしたバンドリをやろうというコンセプトから始まったそうです。
そのコンセプトに違わずmygoではCRYCHIC(クライシック)というバンドの解散という過去話から始まり、なんとか戻ってきた元CRYCHICメンバー3人(5人中)と途中加入した2人という歪な状態で再出発します。しかし目指しているものの違い、熱量の差、力量の差からメンバーがずっと衝突している不安定な状態です。
いつまで経ってもOPのような青空の下、笑顔でバンドができる気がしない。OPのようなバンドがいつ見れるかと今にも壊れそうなバンドをハラハラしながら毎回観続け、緊張が最大限に達した所に流れるEDで緩和する。10話までずっとそんな感じです。
膨れ上がっていく感情と爆発するカタルシス
3話と7話、10話がそれぞれ山場でありながら3話は7話、7話は10話の布石としての役割も持っていることで感情が雪だるま式に膨れ上がっていき、そしてそれは10話で最高のカタルシスを生み出す起爆剤になります。
11話以降は所謂ウイニングラン状態なのですが蛇足という訳でもなく10話までずっと心休まらない展開だっただけに余計空気が美味しく感じられる内容です。
燈の歌が最強すぎる
ボーカル担当の燈(ともり/画像中央)が透明感がありながらも、作中で自身の歌を「心の叫び」だと称するのに遜色のない力強い歌唱力を持っています。
前半だと3話の劇中歌とOP、EDくらいしか歌うシーンがなくそれらの曲も透明感が前面にあります。しかし7話から力強さが片鱗を見せ始め、そして10話になるとそれは前屈みになって小さくなった身体から溢れ出てライブステージを呑み込む程に膨れ上がります。
よく動くライブシーン
ドローンカメラでアクロバティック飛行しながら撮影してるのかと思うほど、カメラがめっちゃグリグリ動きます。
メンバーを一人一人シームレスに回っていくカメラ、ライトを背に目一杯浴びたボーカルの表情が見えなくなる逆光視点、ボーカルから天井に移りそして客席を映し出すカメラとなんでもござれ。
ちょうど去年のこの時期にぼっち・ざ・ろっく!でアニメで10年ぶりに脳を焼かれたのですが翌年にしかもガールズバンドアニメで二度焼きされるとは思っていませんでした。
方向性は結構違うのですがどちらも甲乙つけがたいくらい凄い内容ですし、こちらは元々バンドリーマーしか注目していなかったのもあって内容や評判に対して知名度が薄すぎる!もっと広まって欲しい!!との思いでこの文を書きました。
うみルートクリア&感想(かなり辛口)
ALKA&Pocketがファンタジー色全開な鷹原羽未シナリオを担当しているため、それとは別にファンタジー色を抑えた、加藤うみとしてのシナリオが要望されてRBで追加された事は理解できる。がしかし、加藤うみの説明は鷹原羽未に依存しきっている為に加藤うみのパーソナルがぼやけ、シナリオ全体が加藤うみとの小話くらいの印象を拭えなかった。
また主人公は未成年ながら大人として振る舞おうとするが上手くいかず、うみに励まされて頑張る…といったくだりが後半展開されるがそれと水泳を絡める必要性はあまり感じられない。ALKAのようにうみのために頑張るが空回りして…の方が自然なのではないか。
うみルートに限った話ではないがサマポケは全体的に名前も立ち絵もないキャラで話を回しすぎて感情移入しにくい場面が多い。島民ABCとその子供達の喧嘩と仲直りを見せられても…。一方で静久ルートの主婦ABは同じ立場ながらキャラがしっかりと立っており他のメインキャラ達には出来ない役割をこなしていたと思う。
あと、うみの立場が立場なだけに扇情的なCGやシチュエーションが出ると冷めてしまう場面が時々あった。
神山識ルートクリア&感想
keyでは珍しい「キミか世界か」を突きつけられるルート。(最もプレイヤーに選択肢は文字通り無いが…)
彼女の運命にただただ翻弄され、「キミか世界」の選択を迫られて打ち震えるしかない主人公を小さな身体で精一杯抱きしめる少女の図はやっぱり良いもの。
神山識というヒロインは芯が強く、聡明ではあったもののそんな彼女でも悲劇を回避するにはあと少しだけ、勇気が足りていなかった。
選択を永遠に先延ばしに出来る状況が生まれ、一時は永遠の逃避を夢想しながらも「頑張れ」の一言を振り絞り出す主人公。その一言が彼女のあと少しの勇気となるには十分だったのだろう。
蛇足:過去改変モノなので死ぬ運命にあった人達を助けて現代に影響が出たりしないのか等のツッコミが出ることは当然想定されていたのにも拘らず、全くのフォローを入れていないのは思い切った決断だ。
本筋に関わる話ではないだけに説明をすればするほど物語としての純度が下がってしまうし簡潔に纏めようとするとまた無理が出る、ならばいっその事説明自体を放棄する。これはこれで居心地の悪さを感じる人は当然出るだろうが個人的にはこの決断には賛辞を贈りたい。
中原中也の在りし日の歌を読みました。
サクラノ詩で彼の春日狂想を知り、詩集も読まねばと思いつつ半年後に漸く摂取しました。
難しそうなイメージもあったのですが外来語が結構多いことから空気感が身近に感じられ、分かり易いだけでなく共感できる部分もかなり多かったので片道電車でスラスラと読めました。
今回はお気に入りの詩をインターネットで紹介したいという思惑が元々あったのでKindleで付箋をポチポチ貼りながら読んでました。これも機械の賜物だな。
六月の雨
畳の上でお太鼓叩いて笛を吹いていたら雨が降っている。理想の日曜日ですね。実際の日曜日は大体瀕死状態です。
冬の夜
四季で一番好きな季節が冬です。クリスマスや年末年始とイベントが多いのもあるんですが雪で眩しく煌めく昼と寂しさが際立つ夜と強い二面性を持つのが特に好きです。家では暖房を炊いている事も多いのですがトイレに行くときのあの寒い廊下、あれがいいんですよ。あれだけは子供の頃からずっと変わらない。
思ひ出
金や銀、ポカポカという形容詞、感嘆符を用いている前半と読点を同じリズムで淡々と置いている後半で煉瓦工場の死が強く強調されています。海の沖に立っている元々人気の少ない工場なのでよく読むと見える風景そのものはあまり変わってないんですよね。
一つのメルヘン
メルヘンというタイトルの通りとても童話的、比喩的な面が強い詩です。さらさらとしたものは陽の光→硅石のような粉末→川底に流れている水とリキッドな風景が浮かぶ中、蝶が落とすくっきりとした影が詩の流れをせき止めており蝶が動かない限り動く事がない影がソリッドな印象を与えています。
月夜の浜辺
なんの役にも立たないものを拾っては捨てるのもどうかと思い、取り敢えずポケットの中に入れる。結構やってしまう(しまうか?)シチュエーションなんですが夜の散歩をしていると手袋とか靴下とかよくわからないものが結構落ちているのですがなんなんでしょうねあれ。
春日狂想
この詩集を手に取った切欠であり、サクラノ詩ではタコができるほど聞いてました。愛する者を喪う程の悲しみにあっても(自殺でもしない限り)さて格別のことも出来ない。出来る事と言えばより善く穏やかに生きる事くらいでしょうか。奉仕の気持ちになってみても、いつまでも最悪というものはべっとりと張り付いてきます。それが生きるということなのでしょうが。
これがやりたいがために紙の本も買おうかなと思います。できるだけ小さくて軽い物が良い。
Twitterが凍結されました。
アストルフォのフィギュアのケツで興奮していた。
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一応復活するよう動きますが駄目なら駄目で適当にやっていきます。
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ブログのネタも幾つかあるので近いうちに更新したい所。
サマポケの鴎ルートを攻略し現在は蒼ルート攻略中。